弁護士とは - 2

◆弁護人の最も重要な役割は、えん罪の防止です。えん罪は、無実の市民の自由を奪い、その家族の生活を破壊する最大の悲劇です。えん罪の多くは、捜査機関が犯人だと決めつけ、発表された情報にもとづいて、多くの人がその人を犯人だと思いこみがちな状況で発生します。だからこそ、多くの人が被告人が犯罪を行ったと思っている状況でも、無罪の可能性を追求する弁護人の役割が必要なのです。
また、行き過ぎた刑罰が科されたり、違法な手続が見逃されたりしないようにするためにも、弁護人は被告人の立場から、意見を述べ、証拠を提出します。


◆弁護士が扱う事件には、大きく分けて民事事件と刑事事件があります。

民事事件
民事事件は、金銭の貸借、不動産の賃貸借、売買、交通事故、欠陥住宅や医療過誤などの普段の生活の中で起こる争いごとです。広くは、離婚や相続などの家事事件、商事事件、労働事件、行政事件などを含みます。 弁護士は、これらの事件について、法律相談、和解・示談交渉、訴訟活動や行政庁に対する不服申立てといった法律事務などを行っています。

刑事事件
刑事事件は、罪を犯した疑いのある人(裁判所に起訴される前は被疑者、起訴された後は被告人)の捜査や裁判に関する事件をいいます。 弁護士は、刑事事件において、弁護人として被疑者や被告人の弁護活動をします。

不良弁護士の問題
社会正義の実現や弁護士倫理などが常に重要視されている一方で、暴力団等反社会勢力への脱法行為の指南、また弁護士自身が暴力団組織の一員となり、弁護士資格を失ったケースもあり、弁護士のモラルの低さが非難されています。

近年、弁護士が実刑判決を受けるケースが増えており、暴力団を除けばわずかな弁護士集団から毎年これだけの実刑判決を受けるような組織はないとして、東京地検特捜部長や最高検公判部長などを歴任した河上和雄弁護士は、この現状を厳しく批判しています。(参考文献・『正義の作法』講談社)

弁護士の懲戒については弁護士会が独占的に行っているが、身内贔屓との批判や、弁護士会については民主的な監視システムが存在していないため、行政による監督あるいは民主主義的な監視機関の必要性も一部に唱えられています。
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